

パイヴァ帝国 エメリア公爵令嬢
『雪夜の霊嬢』
ルミー・セラ・エメリア



第三歴2024年8月3日生 15歳
身長:154.3cm
体重:47.5kg
一人称:私(わたし)
二人称:名前呼び/〇〇嬢/〇〇[爵位]/〇〇卿
最大魔力量:63,124
魔力回復量:4,771 / h
魔導適正:
死霊 10/10 | 蘇生 10/10 | 氷 10/10 | 闇 10/10 | 回復 08/10 |植物 08/10 | 催眠 07/10 | 魔装 06/10

-特性-
・死無効
…即死効果と自然死に対する完全耐性
・寒無効
…寒さや凍結に対する完全耐性
・外的回復無効
…外部からの回復効果を受けられない
・記憶再生
…損傷時、魔力の限り記憶した通常の状態に戻る
・反射魔力分解
…ダメージに対し反射的に反応、魔力で肉体を水蒸気程のサイズに分解する
(意識的な分解も可能)
・高魔導適正
…高い魔導適正を持ちやすくなる
・特殊アンデット
…魂を持つアンデット、病や毒の影響を受けない
・魂生体質(半径5m)
…半径5m以内の魂・ゴーストを保護する
・不老不死
…老いず、死なない
-趣味-
親友と話すこと / 庭園や森の散歩 / スイーツ作り / 魔術研究 / ゴースト達と遊ぶこと / 読書 / ティータイム / アロエの世話 / ガーデニング
好きなもの:
ショートケーキ / ティラミス / ホワイトチョコ / 葡萄 / 紅茶 / ゴシックな服や飾り/ かわいい動物全般 / 暗い場所
他:
暴食天使の親友 / 大鎌術
-人物像-
パイヴァ帝国の三大公爵家に数えられるエメリア公爵家の一人娘。父「ヴァロア・ピサラ・エメリア」と母「エラ・ルノ・エメリア」の間に生を受けたが、誕生日から数えてちょうど半年の早朝、魔族の呪いによって息絶える。本来であればその時点で完全に命が断たれるはずの最上級の呪いであったが、ルミーの「魂」は肉体の死に引きずられることなく現世に留まり続けた。それに気づいた父、ヴァロアは死霊術によってルミーの肉体を保護。以降、「魂」と「死んだ肉体」を併せ持つ特異な存在となる。エメリア一族は代々、魔術的施術によって死を誘発するる魔術や呪いに対する高い耐性を獲得してきた。血と共に受け継がれてきたそれは、ルミーに色濃く宿っていたため、本来は防御不能とされる呪いを生き延びることができたのである。これは過去に例を見ない異例の幸運といえる。
彼女はしばらくのあいだ「命に関わる重大な病を患った」という偽りの理由のもと、エメリア邸のみでの生活を余儀なくされた。常識を知らぬ幼少期の彼女は、その特異な在り方ゆえに人とは違う発想と行動で周囲を驚かせることが多く、生まれ持った圧倒的な魔力量も相まって、多くの不安要素を抱えていたからである。しかしそうした懸念とは裏腹に、彼女は健やかに成長し、目の肥えた貴族たちをも唸らせる容姿端麗な少女へと育った。何をせずとも視線を集めるほど可憐でありながら本人には自覚がない。その無邪気さゆえに多くの使用人が翻弄され、専属メイド選定の際にはエメリア邸内が小さな騒乱に包まれた。物静かで感情をあまり表に出さない穏やかな性格であり、母親譲りの白い肌とふんわりとした白髪、父親譲りの深紅の瞳が印象的。猫やウサギ、小鳥など小動物を好み、散歩に出てはいつの間にか数匹分の「魂」を連れ帰ってしまうこともある。エメリア邸内に設けられた彼女の個人庭園は、気づけば可愛らしい魂たちで満ち、その収容のために二度の拡張を経ている。幼い頃からかなりの甘党で、満足のいく甘さのスイートを手作りしている。よく庭園のテラスに親友を招き(勝手に来ることが大半ではあるが)、紅茶やぶどうジュースと共に手作りのスイーツを楽しんでいる。彼女の作るショートケーキは絶品で使用人達からの人気も高い。というのも、親友の為という名目と趣味で止まらなくなることもあり、一度作り始めるとかなりの量ができあがるのだ。その一部が使用人達にふるまわれるのである。故に、ルミーが厨房に入ると邸宅内が活気づく。最近ではほろ苦い味わいの魅力に目覚め、お気に入りのティラミス研究にも余念がない。
アンデッドであることが影響しているのか、もとからの性質なのかは定かではないが、薄暗い場所を好み、特に月明かりが優しく差し込む夜は、彼女にとってもっとも落ち着く時間帯となっている。一方で太陽光は苦手で、昼間に外へ出ることは少ない。ただし一年を通して穏やかな雪が降りやすいエメリア領では、雪が光をやわらげるおかげで、稀に昼間の姿も見られるという。エメリア領内には「ルミーに会えると少しだけ良いことがある」という噂が広まりつつあり、本人はそれを聞いて少しばかり気恥ずかしさを覚えている。彼女は類い稀な魔力量と多様な魔術適性を持ちながら、公の場でその力を示す機会がほぼないため、両親と異なり「か弱く守られるべき存在」と見なされがちである。実際、その外見も振る舞いも華奢で、運動能力も高くはない。疲労を知らぬ身ではあるが、だからといって動くことが得意という訳では無いらしい。そんな彼女だが、意外にも気になったことは一度試してみる性格であり、あまり深く考えずに始めたことをなんとなく成功させてしまう器用さも持つ。一人で完結することを好み、読書や楽器の演奏にも手を伸ばした。死霊術においてもエメリア家の文献に記された術式をなぞるだけでは物足りず、自ら式を改変していくうちに死した肉体だけでなく「魂」すら扱う高度な術へと昇華させてしまう。
彼女の攻撃性の無い雰囲気や、幻想的・神秘的とも評価される姿から南部を除き帝国内での人気が高い。パーティーに姿を見せれば会場がざわめく。帝国で行われるパーティーの大半は派閥に関係なく招待される。故に、ある者は派閥の頂点の登場に歓喜し、またある者はその存在を恐れ、あるいは邪険に思う。そういった空気感は好きではない。数名の親しい令嬢と言葉を交わしたのち、適当に挑発をあしらって帰路につくのが常だ。やはりエメリア邸が一番落ち着く。
あまり知られてはいないが、ルミーはかなり根に持つタイプ。自らや大切な存在に向けられた悪意に対しては、どこまでも冷徹な側面がある。彼女を攻撃した者の末路については多くを語るまでもない。愛には愛を、害には害をもって報いるという意味では、実に裏表のない人物であるとも言える。近年エメリア家が生み出した数多のアンデッド兵や使役体の多くはルミーの発案によるものであり、特に「枝堕とし」「薪割り」「収穫者」の三種は、表向きは庭園の手入れ係であるものの、性能を知る者にとって、彼女が「害悪」に向ける容赦のなさと冷酷さひどく痛感する存在だ。エメリア家は一族そろって愛情深く、同時に敵意に対しては無慈悲で知られているが、その中でもルミーの振れ幅は群を抜く。「優しい者ほど怒らせると恐ろしい」という言葉の極致であり、普段の温厚さと慈愛を知る者にとって、その冷たい視線は、ただ一度向けられただけで震えを止められなくなるほどの恐怖を伴うのである。
余談だが、ルミーは興味のあるものを見ている時、右手の人差し指で唇を触る癖がある。本人は気づいていない。




-雪夜の霊嬢-
ルミーが「雪夜の霊嬢」と呼ばれる理由はいくつか存在する。まず「雪夜」は、エメリア家の象徴である「夜」と、一年中雪が降りやすいというエメリア領の特殊な気候に由来している。また、彼女の肌が降り積もった雪のように白く透き通っていたことも、その名を後押しした。次に「霊嬢」であるが、当初はただ「令嬢」であったものの、彼女を巡る数々の噂が「霊」の字をあてさせた。第一に、ゴーストたちが集う特別な庭園の存在がある。ルミーの庭園には多くのゴーストが住まい、その主たる彼女自身も「人ならざる何か」なのではないかと囁かれた。さらに決定打となったのが、「ルミーが壁をすり抜けた」という噂だ。彼女の肉体には「反射魔力分解」の特性があり、その作用中の姿は、外から見れば物質をすり抜けているゴーストのように映る。実際には壁を通り抜けることなどできず、その光景を目にした者も、エメリア邸の関係者を除けばごく少数に過ぎない。それにもかかわらず、何故か噂だけが独り歩きし、「どんな物でもすり抜けるらしい」とまで誇張されて広まってしまった。こうした要素が折り重なり、当の本人が知る前に、「雪夜の霊嬢」という二つ名はいつしか人々の間に定着していたのである。

-成長の秘密-
ルミーはアンデッドである。故に肉体的な成長機能を一切持たないそのため、生身の人間のように自然に成長することができない。代わりに、生まれ持った莫大な魔力で肉体を構築し、半ば強制的に成長させることで「年相応の姿」を維持していた。これにより彼女の体のほとんどは魔力の塊のような状態である。本来、この行為は常人では到底耐えられない激痛と精神負荷を伴うが、彼女にとっては自然体。魔力による成長のため、自身の身体構造を細部まで理解した。これにより肉体の再生もお手のもの。尚、アンデッドであるために痛みは感じない。こうして得た魔力操作の技術は誰にも到達できない極地である。しかしながら、魔力による強制的な成長には限界を感じており、現在ではこれに魔力を割くことをやめた。彼女は華奢な体格で、見る者に儚げな印象を与える。同様の理由から単純な力は人並み以下だが、魔力が絡めば話が変わる。どれほど重い物体も魔力さえ通れば持ち上がり、思い通りに動かせる。彼女にとっての魔力は筋力の代わりでもあるのだ。

-魔術-
〖死霊〗
Ⅰ.エメリア家
エメリア公爵家で受け継がれる高度な死霊術。白骨や肉体をアンデット化し、従属させる術。一般的な死霊術よりも複雑な魔術構成を持つ。生み出されたアンデットは魔術構成の精密さと発動難易度にと比例して向上する高い精密性を持ち、細かな指示にも従える。成功率は極めて低いが、自我を持つ個体も生み出せる。軍事的な運用や大規模な従属戦力としても使用可能。
Ⅱ.魂
ルミーのオリジナル。肉体ではなく魂そのものをアンデット化する死霊術。この術によって生まれた存在は「ゴースト」と呼ばれる。全ての個体が「元となった魂に残った記録」に応じた自我を持つ。ただし、生前の意思や記憶がそのまま受け継がれるわけでは無い。あらゆる物理的な障害を透過するため、魔力を介さない攻撃による損傷を受けない。一方で「魂が保護される効果範囲内」でしか存在を保てないという制約を持つ。
Ⅲ.サクリファイス
ルミーのオリジナル。自分自身もしくは他者の魂を消費することで生命を対象とした爆発を発生させる死霊術。効果範囲は消費した魂の量と質に比例して上昇し、範囲内の生きとし生ける者全てが魂を残して蒸発する。消費した魂は「魂の海」に帰るため、仮に魂の全てを消費しなかったとしても残った魂は二度と元に戻らない。



〖蘇生〗
行使できることを誰にも話していない魔術。使用条件は厳しく、まず魂が「魂の海」に帰らず残っていなければならない。ルミーの魂生体質効果範囲内か、あるいは魂を保護する特殊区域で死亡した者だけが対象になる。次に寿命で息を引き取っていた場合は蘇生ができ無い。老衰や場合によっては病もこれに該当する。最後に死後1時間以内であること。しかしながら、条件さえ満たしているのなら肉片からでも生前と全く同じ状態で蘇生できる。実際に蘇生の際には3体の「魂海の精霊」が現れる。出てくる個体はいつも同じで、ルミーに対し好意的である。他の誰にも蘇生魔術について教えないのは間違いなく厄介ごとを呼び寄せるから。

〖氷〗
ルミーの氷魔術は、その造形美と精密さにおいて特異な評価を受けている。生成される氷は雪の結晶を思わせる繊細な構造で、薄く透き通った質感は夜闇に溶け込むようであり、月光を受けると静かに輝く。氷の蝶が羽ばたく姿は見る者を魅了する。ルミーが特に得意とするのは、任意の位置に即座に氷を生成するタイプ。地面や空中はもちろん、理論上は対象物や生物の内部に発生させることも可能である。通常であれば動く対象への命中は困難とされるが、ルミーは圧倒的な魔力量による物量と規模でそれを補い、回避不能な攻撃を成立させている。彼女の生成する氷には常軌を逸した魔力量が込められており、魔力を帯びた武具であっても紙切れのように斬り裂く鋭利さを持っている。盾として用いれば本来相性の悪い炎の魔術をも弾き返す。空中生成の氷は瞬時に結晶形状へ拡散し、幻想的な空間を作り出す。その危険性は言うまでもない。攻撃と防御を高い次元で両立していること、そして何より圧倒的に美しいことから、ルミーにとって死霊術に次ぐ主要な魔術となっている。


〖闇〗
ルミーの扱う闇系統魔術は大きく分けて2種。まず魔力そのものに対して強力な引力を発生させるタイプ。魔力を持つ物体を強制的に吸い寄せ、触れたものを例外なく粉微塵にする。制御を間違えば術者自身が引力に飲み込まれ、その身を魔術に消し飛ばされる危険な魔術である。しかしルミーの場合、その技術は異常な域に達しており、水晶玉ほどの小さな球体に魔術を凝縮し、光すら軌道を歪めるほどの強力な引力を生み出すことができる。通常であれば高度な修練を経てようやく可能となる完全制御を、彼女は当然のようにやってのけた。とはいえ、あまりにも危険であるため、ルミー自身も滅多に使用することはない。もう1種は闇の揺らぎ。炎のように静かで美しい外観を持つ。熱を伴わず、触れた際には冷たく心地よいほどだが、その本質は組織を確実に破壊し、存在そのものを無へと還す漆黒の力である。最大の脅威は、その危険を感じ取れない点にある。揺らめく闇は視覚的にも感覚的にも認識しにくく、接触に気づくことすら難しい。静寂の中、抵抗の余地すら与えず命を奪う。それはまるで死神の吐息。


〖回復〗
彼女自身は回復魔術の恩恵を受けられないのだが、便利であることは間違いないので習得した魔術。完全な適性は無いため、致命的な損傷や失われてから時間のたった手足を再生するというような芸当はできない。しかしながら大抵の傷は修復可能である。例えば手を切断されたとしても、切断された部位が手元にあればくっつけることができるというレベル。また、リジェネレイト効果のある魔術も扱うことができる。こちらは「死んでいない限りはどんな傷でも修復可能」という高性能。ただし「通常の回復魔術よりも回復に時間がかかる」、「切断されたりした部位は傷が塞がるだけで元には戻らない」、「効果持続時間に個人差がある上、対象者は効果が継続されているのか自分では判断できない」、というデメリットも存在する。ちなみにだが、回復魔術はアンデットの身には合わず、習得にかなり苦労したとか。
〖植物〗
主に庭園の手入れの為に使用する魔術。東の魔女に頼んで基礎的な部分から応用まで一通りを学んだ。今では庭園にある植物と全く同じ種であればいつでもどこでも、瞬時に生み出すことができるほどだ。そのかいもあって彼女の庭園はいつもキレイに保たれている。ガーデニング用にこの魔術を学んだが、実は魔術戦でも活用できるレベルに達している。例えば毒性のある植物を生成したり、蔓を伸ばして動きを妨害したりといった具合だ。彼女の場合は他の魔術が警戒されがちなのでこれが中々効果的。しかしそんな使い方をする機会は滅多にない。元々趣味用で覚えた魔術なので、そこまで技量を上げようとも思っていなかった。最近になってこの魔術で生み出した「庭園の植物」も魂を保護する性質を持つことが分かった。ルミーの中で、植物魔術の価値が数段階上がった。


〖催眠〗
適当にあしらいたくなるような相手用に覚えておいた魔術。公爵家の娘という立場上、どうしても下心丸出しの邪魔者が寄ってくることがある。そういった人間はまともに相手をしたくないので、催眠魔術でこっそりと追い払うことにした。彼女の催眠魔術の効果を受けたものは意識を保ちつつ、ルミーの言葉を無条件に信じるようになる。後々問題にならなそうな程よい嘘を信じ込ませ適当に帰らせるのだ。魔術的な知識や技量の高い相手には効果が薄いのだが、元から何も考えていないような貴族には十分な効果である。効果が切れた後は催眠にかかっていた間の記憶はぼんやりとしか残らないのもこの魔術の良いところ。完全に消えてしまうと不自然だが、ハッキリ覚えていても困る。何となく覚えている程度なら都合よく話を繋げやすい。面倒な相手は大体この魔術で帰宅させている。
〖魔装〗
ルミーの衣服やアクセサリーはすべて、彼女自身の魔力が深く浸透した「魔装」の状態にある。本来、魔装魔術は職人や錬金術師が扱う専門技術であり、たとえ適性があったとしても貴族自ら手をだす例はほとんどない。ルミーも決してこの分野が得意というわけではないが、それでも自ら魔装を施すのには理由がある。彼女の特性「反射魔力分解」は、自身の肉体を霧状へと変質させる。これには一点だけ致命的な欠点があった。身に着けている物質、衣服や装飾品は分解の対象外であり、そのまま残ってしまうのだ。通常の衣服のまま体の分解を行うと、元に戻るたびに全てを着直す必要が生じる。それを瞬時かつ正確に行うことは極めて困難である。どうしたものかと考えた末、自身の魔力を同化させた物質なら肉体と同様に分解・再構成が可能になることを発見する。利便性と一時の手間を秤にかけた末、「自分でやるしかない」という結論に至ったのである。なお、本人は「適性が低め」と自覚しているものの、その技量は一般基準から見れば十分に上級者の域に達している。このまま錬金に手を出そうかとも思ったが、残念なことに全く適性が無かった。
-ルミーのアンデッド-
〖魂を分けた者達〗
ルミーの魂は、肉体が死してなお現世に縫いとめられるほどに濃く、強靱だ。しかし、本来ならば輪廻の流れに還るはずの魂を、半ば強引にこの世につなぎとめているその状態は、「奇跡」であると同時に「異常」でもある。強すぎる魔力が肉体を焼くように、強すぎる魂もまた、器である精神をすり減らしていく。感情の揺らぎひとつ、記憶の傷ひとつが、通常よりも深く、鋭く、永続的に刻まれてしまう危険。誰にも証明できない仮説でありながら、その確信めいた不安をぬぐうことはできなかった。そこで彼女は、「負荷のかかり方」を変える手段を考え出す。
ひとつの魂にすべてを背負わせるのではなく、4つの器に分散させる。本体には「中核」としての自己を残し、分割した魂を自らの死霊術でアンデッドとする。もしどこかが歪み、壊れかけたとしても、それが即座に彼女そのものの崩壊にはつながらないように。そうして誕生したのが、常にルミーの内に潜んでいる3体のゴースト達だ。

Ⅰ.ニル
幼い少女のような外見をしたゴースト。3体の中で最もルミーに近い外見を持つ。ルミーの中の穏やかな感情を強く受け継いでいる。好奇心旺盛で何にでも興味を示す。ニルはしばしば、ルミーの周囲を漂いながら外界を観察しているが、見知らぬ相手にはめったに近づかない。言葉よりも仕草で感情を示すことが多く、怯えた時にはルミーのドレスの影やヴェールの裏側に隠れ、安心している時にはスカートの横で一緒に揺れていることが多い。他のゴーストから懐かれやすく、よく庭園のゴースト達と遊んでいる。攻撃性は皆無だが、精神や感情、身体能力に強く干渉する魔術を扱える。
Ⅱ.ルグナザール
聖職者のような美しい白いローブを纏った多頭のゴースト。3体の中で最も異形な外見を持つ。ルミーの中の冷酷な感情を強く受け継いでいる。冷静沈着かつ残虐極まりない性格。ルミーの魂を分けた存在であるが頭脳面ではルミーを超える。幸いにもルミーには従順で、自らを「主の影、主の呪詛の代行者」と定義しているため、彼女の意に反する行動を取ることはない。反面、ルミー以外の誰にも従わず、他の誰をも下に見ている。闇・水・風の魔術を得意としており、無数の頭部が数々の魔術を同時に詠唱する。その明晰な頭脳にも関わらず、繰り出されるのは圧倒的な手数の暴威。
Ⅲ.アズラハート
死神が羽織るようなローブを纏ったゴースト。3体の中で最もスケルトンに近い外見を持つ。ルミーの中の慈愛の感情を強く受け継いでいる。物静かで基本的に無口。強面な容姿とは裏腹に極めて慈悲深い。性格だけ見れば最もルミー本人に近い存在である。ルミーの魂から生まれたとは思えない程に力が強く、単純なパワーだけで大鎌を振り回す。片手でそれを振るう様はまさに死神。だが彼は無差別な殺戮者ではない。標的となるのはルミーに牙を剝く者か、救いようのない罪人のみ。尚、見た目に似合わず光の魔術を操る。非常に繊細な技術を持っており、得意とするのは魔術の反射。



〖ネコとウサギ〗
ルミーが庭園に連れ帰り、ゴーストとした小動物の中には以上に知能の高い個体がいた。その2匹はあまりにも人間的なしぐさを見せるため、ルミーは庭園の植物で人型の人形を作り、その器にそれぞれを憑依させることを思いつく。猫耳の人形に宿った個体がミィ、うさ耳の人形に宿った個体がルゥである。人形という性質上、声を発することはできないが、その振る舞いや判断力は「人間です」と紹介しても疑われないほど。
憑依先となっている人形はルミーの庭園に生い茂る植物製、つまり魂を保護する性質を持っている。そのためミィとルゥは庭園の内外を自由に動き回ることが可能である。ルミーが外出する際には、2匹は常に自称「護衛役」として付き従っているが、その本音は外の世界で遊びたいことと、ルミーと離れたくないという子どもじみた願望にある。それでもなお、彼女たちの可愛らしい性格と十分に高い戦闘能力は、結果としてルミーの護衛役としてまさに理想的。

Ⅰ.ミィ
庭園の植物人形に憑依したネコのゴースト。新しいものや面白そうなものを見つけるとすぐに飛びつき、庭園の中でも外でもよく走り回っている。身体強化と幻惑の魔術を習得しており、その実力はルミーの周囲を守るには十分なものだ。性格は猫らしく甘えたがり、かつ気まぐれ、活発でおてんば。人の好き嫌いが激しく警戒心が非常に高い。生きていた頃と違うのは本能による狩りへの欲求が消えたこと。だがさすがは猫といったところで、単純な身体能力は人間のそれを遥かに超える。その奔放さと戦闘能力のバランスがルミーにとっては非常に頼もしい存在となっている。
Ⅱ.ルゥ
庭園の植物人形に憑依したウサギのゴースト。知識欲が特別強く、知らない事柄を目にしたり、耳にしたりすると満足いくまでジーッと観察している。性格はしとやかでおっとりとしており、周囲をよく観察してから行動するタイプ。生前の癖なのか、たまにぴょんぴょん跳ねている。扱う魔術は魅了と攻防備えた様々な結界。ゴーストとなっても危険察知能力は健在。いざという時には冷静に対処できる。耳の良さもさることながら、人には無い直感のような感覚に優れている。穏やかな気配と堅実な実力を併せ持つルゥは、ルミーの周囲をさりげなく支えている。


〖庭園の意思〗
・シュントゥマ
庭園の植物は、ルミーが生み出したゴースト達から発せられる微量な魔力を常に浴びている。そのささやかな蓄積が土地に浸透し、いつしか庭園そのものが自我を持ち始めた。現れたソレはトレントとアンデッドの中間ともいえる存在だった。しゃべることは叶わないが、言葉を理解し感情を読み取れるだけの知能を持つ。大地にため込んだ魔力を消費し魔術すらも扱う。尚、地上を動き回っている個体は本体ではない。広い庭園の全てが彼の血肉。時には木の根より頑丈な触手を使い、侵入者を養分に変える。そうやって家族とも呼べるゴーストを守り続けるのだ。ルミーはこれをシュントゥマと呼んだ。シュントゥマはルミーが意図せず誕生させた唯一のアンデッドである。



-対人関係-
〖ルナニウム〗
・メルティエル
ルミーはその生い立ちや性格から、知り合いは多くとも「友人」と呼べる相手はほとんどいない。庭園にはゴースト達がいて、系列貴族の中には数人だが仲の良い令嬢がいる。だがそれ以外のほとんどにはどこか一線を引いてしまう。しかしメルティエルだけはまるで異なる。彼女はルミーにとって、誰にも代えのきかない「唯一無二の親友」なのだ。
初めて出会ったのは、ルミーがエメリア邸の外に出始めたばかりの頃。ふらりと立ち寄ったケーキ店の中だった。その店はエメリア領内では有名で、1番人気のショートケーキはすぐに無くなってしまう。その日も例外でなく、残すケーキは後1つ。偶然にも同じタイミングで手を伸ばした少女は、少し悩んだ末に自らをメルテルと名乗った。彼女はなんとも愛らしい笑顔で「一緒に食べよ?」と自然に距離を詰めてきて、当たり前のように隣に並んだ。それが始まりだった。


メルティエルはルミーとは正反対の性格をしている。とても活発で、甘え上手で、表情も声もクルクルとよく変わる。嬉しい時は全身で飛び跳ね、落ち込んだ時は遠慮なくルミーの膝に顔を埋める。感情表現の薄いルミーにとって、それは少しだけ羨ましくて、けれど何より愛おしい。彼女はメルティエルを「メティ」と呼び、メルティエルは彼女を「るみぃちゃん」と甘くとろけるような声で呼ぶ。
彼女はいつも、ルミーが作るケーキを大袈裟なくらい幸せそうに食べる。目を輝かせ、頬をいっぱいに膨らませ、とろけるような笑みで「おいしい…!」と何度も何度も繰り返す。あまりにも可愛らしいので、「メティのために」とつい作り過ぎてしまう。だが、どれほど皿を積み上げても「明日のお楽しみ」を除き余ったことは一度もない。


二人が会う場所は、エメリア邸の庭園であることが多い。白いテーブルを囲んでおやつを食べ、他愛もない会話に花を咲かせる。メルティエルは実に色々な話をする。初めて地上に降りた時の話、出会った人々の話、雲の上から感じる風の匂い。そうした話を聞いているうちに、ルミーの狭かった世界は少しずつ広がっていった。メルティエル自身もルミーの話を聞きたがり、興味深そうに耳を傾ける。
メルティエルはよくルミーに抱きつく。背後から、正面から、横から、気付けば腕を絡めて肩に頬を寄せている。ルミーは表面上は困ったように目を瞬かせながらも、内心では非常に嬉しいのだ。彼女の頭上からティアラと角がふっと消えた時は特別だ。それはメルティエルの「甘えたい」という合図。ルミーが彼女の頭を撫でる。静かな指先が髪を梳くと、メルティエルは子どものように目を細め、ルミーは柔らかな表情を浮かべるのだ。
どれだけの時が過ぎ去り、たとえ幾億の命が滅んだとしても、この二人の関係は絶対に揺るがない。


〖エメリア公爵家〗
● エメリアの血族
Ⅰ.ヴァロア・ピサラ・エメリア(父)

帝国内外で容赦のない人物として知られる。魔族との戦争で死霊術と氷の魔術を操り数々の戦場を制圧した。世に語られるのは冷酷な戦功ばかりだが、ルミーにとっての彼はまるで別人で誰よりも優しい人物である。
ルミーは魔術の基礎から高度な理論、エメリア家と帝国の歴史、そして自分がどのような存在なのかを父の言葉で学び育った。
意外にもスイーツ作りの原点も父で、レシピ帳の多くは父直伝。今でも二人でシェフを困らせる程の量を作っては邸宅の人々へ振る舞っている。静かな親子の時間がそこにはある。ルミー個人でも同じようなことをしているが、父親譲りだった訳だ。
Ⅱ.エラ・ルノ・エメリア(母)

闇魔術の才で帝国内に名を広めた魔術師で、深い慈愛と責任感を併せ持つ人物と評されている。
ルミーが心の内を打ち明ける相手はいつも母が最初だ。些細な不安から将来の葛藤まで感情に関わる多くを相談し、庶民的な生活感覚から高位貴族としての振る舞いまでを教わった。
服装センスも母譲りで、刺繍に長けるエラから繊細なレースや装飾の技術を学び、魔力で分解してしまった衣服を元のデザインのまま再構築する術まで身につけた。万能に見える母なら料理も得意だと信じたルミーは、ある日一緒にケーキを作ろうと誘った。しかし厨房に残ったのは焦げた香りと正体不明の何かだった。以降、この件について語る者はいない。料理は父と娘の専売特許だったようだ。
Ⅲ.ラウル・メッツァ・エメリア(兄)

何事にもやる気がない人物。最低限はそつなくこなすが、「面倒」「無駄」と感じると途端に意欲を失う。しかし頼りない兄という訳でもない。
幼い頃、彼の鋭い目つきと不機嫌そうな雰囲気が少し苦手だった。だが会話を重ねるうち、常に自分を気にかけていることに気づく。感情が表情に出にくいルミーの変化をよく観察し、落ち込んだり困ったりすると、さりげなく助け舟を出してくれる。最後には決まって頭をポンと撫でる。
最近、彼がかなりの甘党だと判明したが、本人は隠しているつもりらしい。知らないふりをしてわざとケーキを出し渋ると、ほんのわずかに表情が曇る。その姿が可笑しく、つい意地悪したくなるのは、ルミーとしては仕方がないのである。
Ⅳ.ケイユ・オヴィ・エメリア(弟)

横に並ぶと「本当にそっくり」と言われる弟。ツンとした性格で物事に無関心に見えるが、それは感情が表に出にくいだけだと、ルミーは知っている。
彼の好奇心を満たすため、よく森の散歩に連れ出している。無表情のまま周囲を見回し、鳥や草花をじっと観察する弟の姿はなんとも微笑ましい。
残念ながら甘いものはそれほど好まないらしく、スイーツ関連では話が弾まなかった。ある日ビターチョコを無言でかじる弟を見て自分も食べてみた。ティラミス作りに夢中になったのはこの頃である。
以前、ちょっとした悪戯心から親友の真似をして抱きついてみた。普段ほとんど変わらない表情がわずかに照れ、目をそらした。ルミーはまた一つ、ほっこりする思い出を胸にしまい込んだ。
Ⅴ.アールト・テレ・エメリア(祖父)

先代、エメリア家当主。教育熱心で次期当主選定では教養と魔術的才能のバランスを重視した。妥協を許さぬ峻厳さは引退後も健在で、孫であるルミーにも例外なく向けられる。
彼が求めたのは法に従う正しさではなく「人に対して正しくあること」。根底には「法は人のためにあるのであって、人が法のためにあるのではない」という信念がある。答えを与えず、利害・立場・感情を並べて考えさせたうえで「お前は何を選ぶ」と静かに問うのが彼のスタイル。
彼はルミーを「特別な存在」として甘やかすことはない。ただ一人のエメリア家の人間として正しく在ることを求める。その視線の重さこそが、ルミーが確かに生きているという証明の一つであった。
Ⅵ.ヴィフレア・ルオ・エメリア(祖母)

情に厚く、これまで多くの夜系列貴族へ救いの手を差し伸べてきた。彼女に頭が上がらない者は少なくない。立ち回りも巧みで、目立たず着実に、水面下の根回しや調整を進める。気づけば事態が収束していることも幾度となくあった。
ルミーが半アンデッドとなった際にも手腕は惜しみなく振るわれ、ヒュミリス公爵家など昼系列の貴族が余計な詮索をしないよう、公式・非公式を問わず「踏み込むべきではない」という空気を丁寧に作り上げた。
最近のルミーは祖母から「人の動かし方」のノウハウを学び、策略の裏にある人情と力強さを少しずつ理解し始めている。
Ⅶ.オトゥス・ロイツ・エメリア(叔父)

ヴァロアの兄で、現在のエメリア家では最も温厚と評される人物。単独作業を好み、人前で主張するよりも個人で粛々と行動することに長ける。性格的に甘く見られがちだが、実際は極めて口が悪く、強い。淡々とした口調のまま相手の精神を砕く辛辣さを持つ。
ルミーは彼と深く関わらないものの、辛辣なワードセンスを少しずつ吸収している。父ヴァロアがあまり良く思っていないことを知りつつも勝手に覚えてしまった。華奢なルミーが薄い笑顔で毒づく姿には独特の恐怖がある。
学び取ったのは悪辣な言葉遣いだけではない。趣味とまではいかないが、ルミーはヴァイオリンを嗜む。その技術には叔父の影が映る。
Ⅷ.ヒルヤ・イル・エメリア(叔母)

夜の系列であるクイスカウス家の出身で、コミュニケーション能力に長けた人物。オトゥスとの婚約以前は、第一歴の研究機関「ヴェイルシール」に所属しており、現在もエメリア家の力を借りつつ個人的に歴史調査を続けている。そのためルナニウム教会との関わりも深い。
ルミーは昔からヒルヤと話すことが多かった。第一歴に失われた魔術の存在に強い興味を抱き、知識や仮説を交わす相手として彼女を頼りにしていたからだ。
実はヒルヤが第一歴の奥深くに迫っていることをルミーだけが知っている。ルミーが扱う蘇生の魔術もヒルヤの研究記録の中に記述されていた。その正確さは類を見ないものであった。
Ⅷ.シウナ・サデ・エメリア(従姉)

魔術の天才と名高いルミーの従姉。保有する魔力量はさほど高くないのだが、少ない魔力で強力な魔術を行使できる。この方面ではルミーの才を数段上回る。
数年前に帝国魔導室の第一魔導士長から色々と声がかかっており、断るのに苦労した。この時のノウハウはルミーも聞いており、おかげで上手くあしらい続けることができている。
ルミーをよく可愛がる、頼れる姉のような存在…なのだが、月に1度は着せ替え人形にしてくるのが何とも言えないところ。リンナも巻き込んでノリノリなので断りきれない。
Ⅷ.オスカー・ウルヤス・エメリア(従兄)

凶暴と知られるエメリアの双子の片割れ。ほぼ常にエーリクと行動を共にしている。どちらかというと力にものを言わせるタイプ。その性格に反して、何故かピアノの練習に励んでおり、ルミーはそれに付き合わされている。見るからにイライラしているのだがやめようとはしない。途中から面倒になって軽く煽りながら教えている。そんな状態なのだが、思いのほか関係は良好。
さすがはオトゥスの子と言うべきか、地道ではあるが上達している。変化があるうちは多少面白味があるので、もうしばらくは付き合ってあげようと思っている。
密かに甘党仲間である。
Ⅷ.エリク・ヒルヤス・エメリア(従兄)

凶暴と知られるエメリアの双子の片割れ。ほぼ常にオスカーと行動を共にしている。どちらかというと裏から手を回すタイプ。
本を読むのが好きで、ルミーが何かしらの本を読んでいるのを見つけると近寄ってくる。エーリクからは邪魔をされるわけでは無いので特になんとも思っていないが、オスカーがセットで来ると少々うるさいのが困りもの。
ルミーも最近知ったのだが、意外にも演技派。人を騙すことに長けており、ルミーですら欺かれかけた。このまま成長したのなら、それはもう立派な支配者になるだろうと思う。
Ⅷ.ユーミ・ヴァルマ・エメリア(叔母)

ヴァロアの妹で、非常に気の強い人物。容姿や性格含め、最もヴィフレアに似ている。ルミーの所有する庭園を気に入っており、優雅に散歩している姿が度々見かけられる。
実はルミーの母とは昔から知り合いらしい。その代の系列貴族令嬢はユーミが束ねており、タルヴィ家出身のエラも、もっと言えばヒルヤとも長い付き合いのようだ。そういった関係もあってか、ルミーもユーミと仲が良い。
メルティエルを全く恐れない数少ない人物。初対面の時点で心の底から「かわいい子ね」と口にしたときは少し驚いた。父ですら最初は…今でも多少警戒しているというのに。
XIII.カルフ・ユォリ・エメリア(叔父)

夜の系列家系であるクオレ家に生まれ、ユーミと結婚したことでエメリア家に名を連ねた。魔族との戦争時には帝国魔導室に召集され、ヴァロアと肩を並べて戦った。ヴァロアとの仲が良いからか、何かとルミーを気にかけている節がある。
しかしルミー本人としてはあまり関わった気はしていない。というのも、カルフは朝の系列貴族に深いコネクションを持っており、夜の系列貴族とのつなぎ役として駆り出されることが多いのだ。帝国東部からのお土産は決まって「ひよこ印のタルト」。
ルミーから話しかけることは残念ながらあまりない。たまに見かけるとタルトのお礼を言う程度だ。
XIV.・・エメリア(従妹)

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XV.・・エメリア(従妹)

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● エメリア家使用人
Ⅰ.リンナ・ハル・ハーヴェ(専属侍女)

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Ⅱ.フィル・メリ・リントゥ(第二専属侍女)

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Ⅲ.ティネトア・ペティミス(魔導研究員)

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Ⅳ.テュット・モニ・モイスト(専属白魔術師)

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Ⅳ.コヴァー・ユオ・スオエラ(護衛騎士)

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