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月の都 七天裁
『色欲の天裁』
サディエル

女神ルナニウムの娘。人類が「色欲」の罪に染まった際に地上の浄化を行う存在。その役割にも関わらず、本人は色欲の意思そのもの。己が欲求を満たすためなら、いかなる犠牲も厭わない。
彼女の欲望は肉欲そのものではない。他者を苦痛と絶望へ突き落とし、その表情が歪み、悲鳴が歓喜へと変わる瞬間を愛してやまない、極度のサディストである。相手が抗えば抗うほど愉悦は増し、誇りを砕き、心を壊し、希望を踏みにじることこそが彼女にとって至上の快楽。
その残酷さは慈悲や憎悪から生まれるものではなく、ただ己の欲望に忠実であるがゆえの純粋な愉悦に過ぎない。彼女は苦しむ者へ静かに微笑み、その涙さえも美しいと愛でる。そこに善悪の概念はなく、ただ「もっと見たい」という果てなき渇望だけが存在している。
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