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魔国スオイエリア 古代魔族
『断絶の魔人』
リディス

魔族の中でも第二歴から生存している「古代魔族」の一人。第二歴当時、彼女は裏切り者や罪人を処刑する役割を担っていた。
いったい何人の同族を斬り伏せてきたのだろう。同僚、友人、あるいは命を賭して戦った戦友達。まともな感性を持つ者から処刑されていった。どれだけの涙を流したのだろう。取り返しがつかない程の犠牲を払って得たのは種を問わぬ破滅だけ。私は、何のために…。
砕けぬ忠誠心と誇り高い精神を持つ。希望に満ちた未来を信じ、感情を持たぬ機械のごとく王の命令に従い続けた。今でもそのまっすぐな心が揺らぐことはない。かつて「冷徹な処刑人」と恐れられた彼女だが、その本質は正反対である。斬り伏せた同胞たちの顔を忘れたことは一度もない。せめて彼らの犠牲が無駄にならぬよう、祖国に栄光ある未来をもたらさんと、その身の全てを捧げた。彼らの絶望の表情を思い出しては、今でも一人、頬を濡らしている。
第三歴にも繰り返された魔族と人間との戦争には参加しなかった。数少ない第二歴の生き残りたちも召集には応じず、何より彼女自身、その戦いに意義を見いだせなかった。
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