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月の都 七天裁
『嫉妬の天裁』
ロウズェル

女神ルナニウムの息子。人類が「嫉妬」の罪に染まった際に地上の浄化を行う存在。その役割にも関わらず、本人は嫉妬の意思そのもの。近しい存在である七天裁にさえ、その嫉妬心が向けられる。
主張が弱く物静か。落ち着いていて、ミステリアスで、容姿端麗という彼は天使からの評価も高い。しかし彼の目つきはしばしば鋭くなり、一定の憎悪を宿しているようにも見えると噂されている。
「自分は兄妹達とは違い秀でた特徴が無く、特別強く無ければ賢くもない。物欲が高い訳では無いが、自分が持たぬ物を持っているのがただただ恨めしく耐えがたい。だからと言って何か欲しい物がある訳でもない。言葉にできぬ劣等感が押し寄せ、完結しない欲求が心を締め上げている。いっその事全てを破壊してしまいたい。…いやしかしそんな度胸があるはずもない。とりあえず、今は本心を隠し周囲と仲良くしていよう。失うことも怖いのだから。」
ロウズェルの心が満たされることはないだろう。
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