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パイヴァ帝国 エメリア公爵家
『黒薔薇』
エラ・ルノ・エメリア

パイヴァ帝国が誇る三大公爵家の一つ「エメリア家」現当主の妻。
夜の系列であるタルヴィ家の出身で、若くして闇魔術の天才として知られた人物。魔族との戦争の際には一時的に帝国魔導室に身を置き、数多の戦場を駆け回った。強大 な闇魔術を自在に操り、苛烈な戦場でいくつもの功績を残したことでついた異名は「黒薔薇」。
気が強く、言うべきことははっきりと言う性格だが、その本質は非常に慈愛。元から高位の貴族であるにもかかわらず庶民的な感性を持ち合わせており、身分によって人への態度を変えることもない。そのためエメリア領の民からの信頼も厚く、夫と並んで領民から慕われている。
手先が器用で、特に刺繍を得意としている。暇を見つけては針を手に取り、美しい作品をいくつも作り出している。しかしながら、料理の腕だけは壊滅的。本人はそこそこ料理ができると思っているらしいが、完成するのはなぜか料理とは形容し難い「何かの塊」ばかりである。戦いに疲れた夜には仲間たちを労おうと手料理を振る舞おうとしたこともあったが、その度に全力で断られていた。「今日は私が作ろうか」と口にした途端、皆が必死になって別の話題を始めるのだ。
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